会計専門職コースの学生が熊本市主催「公共施設マネジメントワークショップ」に参加

学部

2019.11.29

 商学部商学科会計専門職コースの学生が、これからの公共施設のあり方について市民と一緒に考える「公共施設マネジメントワークショップ」に参加しました。

これは、熊本市財政局財務部資産マネジメント課が主催するもので、市の公共施設の現状や課題、各区のまちづくりの方針を共有し、「持続可能なまちづくり」を公共施設のあり方から地域住民とともに議論することを目的として各区(5箇所)で開催するもの。本学からは、11月15日(金)開催の南区(富合公民館)に18名、11月27日(水)開催の中央区(本学14号館1422教室)に19名、計37名が参加しました。

 ワークショップでは、参加者がグループに分かれ、市長やPTA役員などの役になりきって「公共マネジメントゲーム(ボードゲーム)」を使いながら議論。少子高齢化や税収減といった課題を踏まえ、公共施設の新設、廃止、複合化について意見を出し合いながら、15年後、30年後の計画を考えてグループごとに発表しました。

 市長役を担当した早田知生さん(商学科2年)は「与えられた予算を残しながら公共施設の配置を考えた時、15年後は主に福祉センターを新設する計画を立てた。しかし30年後を考えた時は、さらに増加した高齢者と施設のバランスなどの調整が難しかった」と振り返りました。

 最後に、会計専門職研究科の角田幸太郎准教授が「学生の皆さんは企業会計について勉強していますが、株式会社などの企業と違い、公会計では単にコストを削減するのではなく、住民の満足度を高めることも考えなければいけないので難しい。この機会に公会計にも興味をもって、いろいろ勉強してください」と話しました。

南区(富合公民館)に参加した総勢29名

中央区(本学14号館1422教室)に参加した総勢31名

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