小説『僕が恋した図書館の幽霊』の著者 聖いつき氏が来学

大学

2019.12.16

 12月12日(木)、エブリスタ小説大賞2018スターツ出版文庫大賞恋愛部門賞を受賞した『僕が恋した図書館の幽霊』の著者である聖いつき氏(本学卒業生)が本学図書館を訪問しました。今回聖氏が受賞したエブリスタ小説大賞は、オンラインで投稿された小説の中から受賞作品が決められ、出版社からのオファーで書籍化が検討されます。本作はスターツ出版のオファーにより書籍化が実現しました。

 本作は、不思議な噂が残る図書館での男女のもどかしい恋愛物語を描いた作品で、本学のキャンパスを舞台にストーリーが展開されています。前作『光風の伝言』の続編で、『光風の伝言』を完成させるために本作を執筆したと裏話を明かしました。

 もともと創作活動が好きで、中学生時から物書き、音楽、映像、漫画や絵画などの制作に打ち込んできた聖氏。ここ4~5年は小説の執筆に落ち着き、本作はWEBに公開している長編7作品のうちのひとつ。「批判的な感想をいただいても、最後まで読んでもらえたということが嬉しい」と小説執筆の魅力を語ります。最後に自身の経験から「不安に思うことも多いかもしれないが、自由な時間が取れる大学生という時期に、今しかできないことに一生懸命取り組み、人との出会いを大切にしてほしい」と在学生にメッセージを送りました。聖氏は今後もライフワークとして作品の執筆は続けていくとのことです。

 聖氏直筆サイン入り本は本学付属図書館の入口に展示。本作を貸出用として5冊準備していますので、ぜひ手に取って読んでみてください。

 

書誌情報

僕が恋した図書館の幽霊

発行 スターツ出版株式会社 2019年9月 289頁 590円+税

 

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