商学科「ものづくり経営学」で平田機工グローバル事業本部長 本郷仁基氏を迎えゲスト講義

学部

2020.01.17

 商学部商学科「ものづくり経営学」の授業(担当:松尾健治講師)で1月14日(火)、平田機工(株)取締役専務執行役員でグローバル事業本部長の本郷仁基氏によるゲスト講義がありました。

 本授業は、日本の製造企業が抱える課題や企業組織のマネジメント、経営戦略、技術開発などを幅広い視野から学び、「ものづくり」に関わる企業について理解を深める科目で、2019年度より商学科で開設した「くまもと未来創造科目」の一つ。今回は、本郷氏より「グローバル戦略」をテーマに、自動車や半導体をはじめ各産業分野で生産システムの製造・販売を行う平田機工の事業内容や、創業から現在に至るまでの経営の創意工夫と発展について話がありました。

 本郷氏は、時代とともに変化する顧客ニーズにあわせた製品開発と経営戦略の転換、現在9割を占めるという海外市場の展開を中心に解説。さまざまな業態の生産ラインを担当してきたからこそ、ノウハウの蓄積と活用、効率化が進み、独自の開発・提案が可能になったと語りました。また、『グローバル対応力』をキーワードに挙げ、これから競合国との差別化がより求められるとし、「企業として目先の案件にとらわれず、将来のありたい姿を描くこと、現状から目標に近づくために何をするべきかを常に考えることが必要である」と力説しました。

 講演後には学生から、海外事業の内容・従業員数やSDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みなどについて質問の手があがり、経営の最前線の話に聞き入っていました。

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