令和元年度学生懸賞論文入賞者表彰・懸賞金授与式が行われました
2020.01.22
本学付属図書館が主催する学生懸賞論文の表彰式が1月15日(水)、図書館1階のラーニング・コモンズで開催されました。学生懸賞論文は、学生の研究と学習の一助となることを目的に毎年募集しているもので、今年度は9篇の応募のなかから、入選1篇、佳作5篇、奨励賞3篇が選ばれました。表彰式では、図書館長の林裕商学部教授から入選者に表彰状と懸賞金が、佳作・奨励賞の学生に懸賞金が手渡されました。
林図書館長は講評で、「いずれも現代社会の諸問題をテーマにした論文で、よくまとめられていました。改善点として、引用、とりわけインターネットからの引用について、慎重に行うことが求められると思います。4年生は卒業後もこの経験をいかし、在学生は今後の論文執筆がよりよいものになるよう努めてください」と話しました。
入選者スピーチでは、喜佐田向日葵さん(経済学科4年)が受賞の喜びを述べたあと、論文執筆にあたっての工夫を語りました。喜佐田さんは、「地震が多発している現在の日本において、地震の前後の消費の変化を分析し、需要と供給のミスマッチを防ぎたいという思いでテーマを設定しました。熊本地震と東日本大震災では異なる分析結果が出たため、どのような順序で文章にすれば読み手により伝わりやすいかを工夫しました。社会人になるにあたって、大学で学んだ知識を“考察”にいかしていきたいと思います」と語りました。
結果は下記のとおりです。
≪特 選≫ 該当者なし
≪入 選≫ 1篇
喜佐田 向日葵(経済学科4年)
東日本大震災による消費の変化 ―熊本地震との比較―
≪佳 作≫ 5篇
栗崎 美月(英米学科3年)
The Great Gatsby―Daisyの「声」から読めること
椎葉 健太郎(経済学科4年)
マイカー社会、ちょっと待った!~マイカー依存の光と影~
森田 元、川畑 光未、岡野 樹、西田 直貴(商学科3年)<共同執筆>
混迷するコンビニエンス・ストアのビジネスモデルの考察 ―人材不足と時短営業をめぐって―
吉永 美緒、奥村 真央、池田 蘭子(商学科4年) <共同執筆>
資生堂化粧品の戦略的基礎である中国市場展開の考察
西村 尚悟、松川 直史、阿部 元就(商学科4年)<共同執筆>
デジタル化時代のコンビニエンス・ストアの未来の在り方と問題点 ―混迷状態にあるビジネスモデルの現状と問題点―
ほか奨励賞3篇