『地域とフードビジネス』で味千ラーメンチェーン本部重光産業株式会社の代表取締役副社長 重光悦枝氏によるゲスト講義を開催

学部

2020.01.29

 1月23日(木)、12号館1233教室で『地域とフードビジネス』の授業(担当:波積真理教授、専門:フードビジネス)が行われ、最終講義となった今回は、味千ラーメンチェーン本部重光産業株式会社の重光悦枝代表取締役副社長(本学卒業生)をゲストとして迎えました。

 本科目は、高い農業生産高を誇り、品質にも優れた産物が多い熊本において、一次産業をベースとした新しい取り組みを行っている事例を紹介し、食品、農業分野に携わっている実務経験者にも話を聞くことで、フードビジネスに関する実践的な教育を行う授業です。2019年より商学部で開設した地域企業が抱える課題の解決や業績向上につながる新製品・サービスの開発、そのあり方について「商学」の視点から考える「くまもと未来創造科目」の一つでもあります。重光氏は「熊本から世界へ。味千ラーメンのグローバル戦略」と題し、約80名の学生を前に味千ラーメン創業からの苦労や想いを語りました。

 重光氏は、味千ラーメンが世界887店舗で展開されていることを紹介し、「私たちは、世界中にラーメン大好き人間を作りたい。各国への進出目的を明確に持って、その国のニーズを把握することが大切。現地を訪れることでその国の空気を感じ、現地で一緒になって働くパートナーを見つけ、他にない付加価値を提供するように心がけている」と、国内にとどまらず、海外でも成功していくためのポイントを伝えました。

 受講した学生たちからは、「海外展開した際、不採算時の対処法を教えてほしい」など、経営に関する具体的な質問が寄せられ、地元熊本から世界へ活躍の幅を広げる重光氏の話に聞き入っていました。

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