商学科「地域とスポーツビジネス」で学生が熊本ヴォルターズの顧客創出策を発表

学部

2020.02.10

 商学部商学科の授業「地域とスポーツビジネス」(担当:池上恭子教授)で、学生がプロバスケットボールチーム「熊本ヴォルターズ」の顧客創出策を考え、発表するPBL(課題解決型学習)を行いました。

 昨年12月から取組み、熊本ヴォルターズを運営する熊本バスケットボール株式会社 内村安里氏が設定した「2020年9月末までの短中期的な顧客創出コミュニケーションプランを考える」という課題について、約80名の履修者は10のグループに分かれ、①ターゲット ②達成目標 ③スケジュールに施策を落とし込む ④施策条件の意味(ミニゴール)を踏まえた施策案を考えました。

 1月24日(金)に行われた授業では、内村氏に向けて各班の代表者が 「試合会場をデートスポットにする」「くまモンを利用したユニフォームを制作し話題性をつくる」といった施策を発表しました。これを受けて、内村氏は「仕事に通じる”ヒント”をもらえたものもあった。ターゲット・施策・達成目標をより具体的に考えることが大事」と話しました。さらに、達成目標を「家族の会話の中で定期的に熊本ヴォルターズの話題が出てくる状態にする」に設定した班の発表を「到達目標もイメージしやすく、具体的かつ時期に分けて立てられた施策ごとにミニゴールが設定されていた」と評価し、“ヴォルターズ賞”として表彰。班のリーダーで発表を務めた森口敦史さん(2年)は「授業以外の時間でも班のメンバーと打合せをしたり、4つの施策がどう達成目標に反映されるのか分かりやすくまとめる工夫をした」と笑顔で振り返りました。また、「試合前に親子で参加できるイベントを実施する」施策を考えた班に池上教授から“いけがみ賞”が贈られました。

 この授業では、地域のプロスポーツチームの運営に関する知識を学んだうえで、学生らが協働してチームの課題解決策を考えてきました。今後、マーケティングやマネジメントの学びにつなげていきます。また、グループワークで培った力をゼミをはじめ、さまざまな活動でいかしていきます。

ヴォルターズ賞を受賞したメンバー

いけがみ賞を受賞したメンバー

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