授業開始にあたって(5/1更新)

大学

2020.05.01

令和2年5月1日
学長 幸田 亮一

 いま、世界中がこれまで経験したことのない新型コロナウイルス感染症に苦しんでいます。

 学生のみなさんは、履修登録の後、授業はどうなるのか、就活や課外活動、実習はどうなるのかなど多くの不安を抱えていることと察します。

 厳しい状況が続く中、本学は5月7日から春学期の授業を開始しますが、感染状況を踏まえ5月中は遠隔授業のみとしました。本来なら笑顔や真剣な顔がキャンパス内にはじける季節ですが、みなさんとそのご家族の健康を第一に、その上で高等教育の機会を確保するという使命を果たすべく、このような対応をとることにしました。

 中国の古典『孫子』に「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」という有名な言葉があります。私たちは、このウイルスの危険性をきちんと理解したうえで、不必要な不安にとらわれないようにしましょう。

 日本赤十字社から新型コロナウイルスがもたらす、体・心理・社会への影響がまとめられた動画が配信されています。皆さんも、この動画を視聴し理解を深めてください。

 本学は4年前の熊本地震の際に、自発的に災害弱者向けの避難所を運営し、ボランティアによる徹底的な消毒を行い、ノロウイルス等の感染者を一人も出さなかった経験をもっています。これを踏まえ、以下の点に留意し全学一家の精神で感染症対策に取り組んでいきましょう。

 

  1. 健康管理に気をつけよう!
    栄養、水分、睡眠を十分取り、体調管理、健康観察に努めましょう。
  2. 「3密」を回避しよう!
    「密閉」、「密集」、「密接」を避けましょう。
  3. マスクの着用を徹底しよう!
    咳エチケットを徹底し飛沫による感染拡大防止に努めましょう。
  4. 「手指の消毒」と「手洗い」を徹底しよう!
    施設に入るときは手指を消毒したり、こまめに手を洗いましましょう。
  5. 自分が使う机やPCを自ら消毒しよう!
    自分やこれから使う人のために利用する前後は、消毒液(電解微酸性次亜塩素酸水)を含ませたマイクロファイバー布できれいに拭き取りましょう。

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