弓道場を改築 6月1日に竣工式がありました

大学

2020.06.09

 本学弓道場の改築工事が完了し、6月1日(月)に竣工式が行われました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、竣工式は神事のみとし、目黒純一理事長・幸田亮一学長はじめ本学園関係者8名と施工会社・設計事務所より3名が出席。神事は本学園の評議員で宇都宮神社(玉名郡玉東町)の権禰宜・松岡憲二氏が務め、出席者一同で建物の無事の完成に感謝し、今後の繁栄を祈りました。

 新築されたのは射場と巻藁室の188.57平方メートル。既存の矢取道(61.20平方メートル)は残し、これまで建屋が別だった射場と巻藁室を合体することで、動線が効率化されました。射場の壁にはひのき、床には杉が使用され、道場内に男女更衣室(それぞれ20.23平方メートル)も完備しています。

 弓道部は昭和37年の創部以来、昭和49年度全日本学生弓道王座決定戦で男子団体優勝、平成27年度には第53回九州学生弓道選手権大会で男子団体優勝、平成29年度には第55回九州学生弓道選手権大会男子団体優勝、全日本学生弓道王座決定戦で男子団体ベスト4、令和元年度には第63回西日本学生弓道選手権大会で男子団体優勝など優秀な成績を収め、強豪校としての伝統を守り続けています。今年は3月から新型コロナウイルスの影響で活動を休止していましたが、6月5日(金)から練習を再開しました。

 6月9日(火)には、創部時のOBを含む卒業生4名が駆けつけ、的を立てる「安土(あづち)」の整備を現役部員の学生と一緒に行いました。一度掘り崩した土に、卒業生から寄贈された木くずと新たな土を混ぜあわせ、改築により上がった射場の高さに合うよう盛りを固め、水はけのよい安土としました。

 第三代師範として現在も学生を指導する緒方晶さんは、「全国制覇をはじめ、昭和・平成と歴史をつないできたOB・OGに続き、令和の時代も先代に負けない成績を残してほしい」と話しました。

 主将の小坂明弘さん(ホスピタリティ・マネジメント学科3年)は、「新道場ができたのも先輩方の日ごろの支援があってこそであり、心から感謝しています。新型コロナの影響で時間も限られていますが、今年も全国大会出場をめざして、質の高い練習ができるよう励みたい」と抱負を語りました。

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