令和2年度「大学入学者選抜試験のための研修会」が行われました

大学

2020.07.07

  7月3日(金)14号館1411教室で、熊本県教育委員会の高校教育課・人権同和教育課の職員5名を講師に招き「大学入学者選抜試験のための研修会」が行われました。これは 面接、口頭試問等の入試における選抜方法の多様化に伴い、入試実施にあたって高校での人権教育の現状等を理解すること、および職員の人権意識を高めることを目的としたもので、幸田亮一学長をはじめとする教職員26名が参加しました。

 研修会は、高校生が進学に関して高校でどのような勉強をしているか、就職試験等の際の面接時の受け答えや提出書類等についてどのような指導がなされているか、面接担当者に求められる姿勢などについて解説があり、最後に人権感覚を高めるワークショップが行われました。高校教育課で就職を担当する上渕氏は面接担当者の留意点として、応募者の能力・適性に関係のない質問をしないことを挙げ、「話の流れでうっかり尋ねたことや応募者の気持ちを和らげようと聞いた事柄が、内容によって応募者の動揺を招いたり傷つけたりすることがある」と話し、注意を呼びかけました。

 人権感覚を高めるワークショップでは、参加者同士でペアを作り、話し手と聞き手に分かれて「拒絶的な態度で話を聞かれる体験」「受容的な態度で話を聞いてもらう体験」の両方を体験し、気持ちにどのような変化が生じるかを話し合いました。参加者からは「会話はキャッチボールなので一方的では楽しくない」「話を聞いてもらっていると、次々と話題が生まれ、自分のなかでも新しい気づきがある」などの感想があがり、普段自身がどのような話の聞き方をしているかを見直す機会となったようでした。

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