商学科池上ゼミがコワーキングスペースの活性化を考える

商学科

2020.07.14

 商学部商学科池上恭子ゼミの学生が、熊本市上通にあるコワーキングスペース「びぷれすイノベーションスタジオ」の課題解決に取り組みます。これは、スタジオを運営する株式会社熊本日日新聞社から、「どのようにすれば若い世代(大学生)の利用を増やせるか」という課題解決策を、大学生の目線で考えてもらいたいとの申し出によるもの。

 7月8日(水)、ゼミ生14名は、スタジオを見学後、熊本日日新聞社ビジネス開発局局次長兼開発部長の長澤功氏から、現状と課題などについての説明を受けました。長澤氏は「スタジオは会員制で、利用者は増加傾向にあるが、40歳代以上の比率が高く、大学生など若い世代の利用が少ない。SNSなどで情報発信しているが、若い世代の利用に広がりが見られないことが課題。イノベーションとは、新しい考え方や技術を取り入れ新しい価値を生み出し、社会に『変革』をもたらすこと。若いうちからさまざまな人材と交流する機会をつくり、新しいビジネスがこの場から生まれることを期待している」と話しました。最後に、「なぜ大学生を集めたいのか」「他のコワーキングスペースとの違いは何か」など事前に寄せられた質問に対し、長澤氏は一つひとつ丁寧に回答しました。

 参加した平林嵩也さん(3年)は「今日の話を聞いて解決策に向けてやるべきことが少し見えてきました。そして、自分も、ここで他の人とつながり、新しい何かを作ってみたい」と笑顔で話しました。

 今後は、4つのグループに分かれて解決策を考え、企画書を作成し、報告会で発表する予定です。

※コワーキングとは、フリーランスや小規模法人の労働者がオフィスを共有し、各自それぞれの仕事をしながら、他の利用者とも情報交換し、交流する働き方。(「オフィス共有、交流しながら仕事 コワーキング 熱い注目」『熊本日日新聞』2013年8月27日 、朝刊、 p.15)

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