学生ボランティアグループが人吉市内でボランティア活動を開始

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2020.07.21

 社会福祉学部 高林秀明ゼミ(専門:地域福祉論)の学生を中心に形成されている社福災害学生ボランティアグループの学生が、7月4日(土)の令和2年7月豪雨で被災した人吉市を訪れ、ボランティア活動を行っています。

 同グループは、7月6日(月)に現地入りし、避難所となっている人吉スポーツパレスに水などの支援物資を届けました。その後、人吉・球磨地区の精神医療を支える吉田病院での片づけと聞き取り調査を行い、支援が行き届かない通院患者の自宅で泥出しを実施。また、避難所生活が続くと、食生活が偏り、野菜の摂取が不足してしまうことを懸念し、野菜スープを避難所や地域の方々に配布しています。

 人吉市出身でボランティア活動に参加している山北翔大さん(第一部社会福祉学科2年)は「自分の故郷が被災し、居ても立ってもいられずボランティア活動に参加した。復旧が進んでいるところもあれば、まだ手つかずの地域もある。これからも故郷の復旧に貢献していきたい」と活動への意欲を語りました。

 地域の方からは、被災当時のことを振り返り、「こんなことになるとは、夢にも思わなかった。命があっただけでも感謝しないといけない」などの声が聞かれ、思わぬ災害にもしっかり前を向いている様子でした。

 同グループは今後も人吉・球磨地区を訪れ、ボランティア活動を継続していく予定です。

 活動の様子は熊本日日新聞社の記事にも取り上げられています。
 https://this.kiji.is/657044887849419873?c=92619697908483575

 また、本学ボランティアセンターが派遣する学生ボランティアも7月25日(土)より本格的に活動を開始します。

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