次代を担う未来の経営者・リーダーを育成する「次代舎(第3期)」が開講

大学

2020.08.26

 8⽉22⽇(⼟)、熊本学園⼤学付属産業経営研究所が株式会社リ・パブリックとともに企画・運営する熊本イノベーションスクール「次代舎(じだいしゃ)」の第3期が開講しました。

 熊本県が主催する本プログラムは、熊本のこれからを担う⼈材育成を⽬的に、ビジネスの最前線の知識と企業経営について学ぶ機会を提供する「次世代経営者・幹部養成プログラム」として2018年度にスタートしたもの。

 本学付属産業経営研究所客員研究員の吉川晃史⽒(関⻄学院⼤学商学部准教授)、会計専⾨職研究科の新改敬英講師がプログラムコーディネーターを務め、びぷれすイノベーションスタジオを会場にプレセッション(導⼊ワークショップ)が⾏われ、建設や製造、病院など幅広い業種から13名が受講。入場時の検温、マスクもしくはフェイスガードの着用、大型サーキュレーターによる換気の常時実施など新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで実施されました。

 吉川⽒は本プログラムの趣旨を述べ、「経営学の学びを基本として、“デジタル”をキーワードに、コロナ禍での変化を捉え、ビジネスを変⾰することで会社や熊本に貢献してほしい」と挨拶しました。新改講師は「答えのない問題に対して、講師の多様な視点からのアドバイスを参考に、最後はみなさん⾃⾝で考え抜き、答えを導いていってほしい」と激励しました。

 プレセッションは株式会社リ・パブリック 共同代表の⽥村⼤⽒が講師を務め、4つのグループに分かれ、参加者は⾃⾝の強みと弱みについて、アフターコロナにどのような影響をもたらすのかを互いにインタビュー。その内容を記事化することでそれぞれの特性を理解し、本プログラム受講の⽬標を整理しました。また、8⽉23⽇(⽇)は、社会環境変化 (特にコロナによる変化) の把握による、⾃社の将来機会について議論されました。

 受講している株式会社ビューティ花壇 取締役経営企画本部⻑の三島まりこ⽒は「幅広い年代、業種の方と活発に意⾒交換ができている。これからの講座では多⾓的な経営の視点を学びたい」と抱負を述べました。

 講座は約8カ⽉かけて全20回⾏われる予定で、次回は9⽉10⽇(木)に実施予定です。本学からは、松尾健治商学部准教授が「組織マネジメント(リーダーシップと組織経営)について」(9⽉10⽇・25⽇)、伊津野範博商学部教授が「サプライチェーンマネジメント(モノの流れと業務の⾒直し)について」(10⽉19⽇・26⽇)を担当します。

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