【九州初】低学年対象「課題解決のための発想力養成プログラム」を開催

大学

2020.10.15

 低学年対象のキャリア支援セミナー「課題解決のための発想力養成プログラム」が9月25日(金)、441教室で開催されました。

 これは、学生が1・2年生のうちに自身のキャリアについて考え、就職活動や将来に役立つスキルを習得してもらおうと就職課が主催するものです。今回は株式会社マイナビの協力のもと、株式会社電通の社内クリエーティブ・チーム「XDS(Experience Design Studio)」のメンバーがオンラインで講師を務め、40名が参加しました。このプログラムが実施されるのは九州の大学で本学が初めて。

 プログラムの序盤は、同社の事業共創局・森口哲平氏がアイデアを考える際に必要な視点や切り口について解説。ビジネスにおいて大事なことは、ユーザー側の価値の実現をめざすことであり、“ユーザー体験”こそが戦略につながる。必要なもの以外を削ぎ落とすことで新たな商品やその価値が生まれる」と話しました。

 その後、学生たちはアイデアを生み出すために必要な「観察力」を養うための推理ゲームや、用意されたアイデアシート(紙)やカードを使ってアイデア出しの手法を体験。自分が気になっている「モノ」や「場所」など複数の要素を組み合わせたり、複数人で互いの意見を交換しながら、これまでにない商品・サービスを考えたりと、思考力・発想力を鍛えるトレーニングを行いました。

 最後には、学生からクリエーティブ・チームへ、「アイデアを生み出す手法に興味を持ったが、参考書や日ごろから取り入れられるトレーニング法はあるか」「SNSを使ったアンケートなど、情報収集で新たな知見を得たいが、協力を求める際の留意点はあるか」など、積極的に質問が寄せられました。

 イベントに参加した佐藤大輔さん(社会福祉学科2年)は、「固定概念の壊し方や、自分が考える"アイデア"と、企業が求めるそのレベルとの差が明確になった。今後の学びにいかしたい」と話しました。

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