【内閣総理大臣賞受賞】サイバー防犯ボランティア「KC3」が安全安心なまちづくり関係功労者表彰

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2020.10.23

 県内4大学でつくるサイバー防犯ボランティア「KC3(熊本サイバースリー)」が、「令和2年安全安心なまちづくり関係功労者表彰」で内閣総理大臣賞を受賞しました。この表彰は、犯罪に強い社会の実現のため、安心安全なまちづくりの推進に関し、顕著な功績・功労のあった個人または団体を顕彰するものです。

 10月16日(金)、総理大臣公邸にて表彰式が行われ、KC3代表を務める本学の那須裕斗さん(商学部経営学科4年)と、学生の活動を指導する堤豊商学部教授が出席。菅義偉内閣総理大臣からねぎらいの言葉を受けました。

 サイバー防犯ボランティアKC3は、一般社団法人熊本県サイバーセキュリティ推進協議会・熊本県警察本部サイバー犯罪対策課と連携し、日ごろよりインターネット上の犯罪行為を発見・通報する「サイバーパトロール」や、小中学生等を対象とした防犯啓発の講話、シニア向けスマホ講座などの活動を行っています。特に、薬物や児童ポルノなどの違法有害情報、地震などの大規模災害時のデマ情報の通報、学校や企業への啓発活動といった、サイバー空間における犯罪被害防止に大きく貢献したことが評価されての受賞となりました。

 KC3の前身は、平成23年に本学で設立された「熊本学園大学ISPサークル」で、堤ゼミの学生が中心となり活動を続けてきました。その後、県内の他大学にも参加を働きかけ活動を拡大。平成27年には「KC3」と改称し、熊本県警・サイバーセキュリティ推進協議会(当時の情報セキュリティ推進協議会)・大学の3つの組織が、連携強化を図りながら取り組みを推進しています。

 表彰式同日、那須さんと堤教授は坂本哲志内閣府特命担当大臣(本学付属高等学校出身)を表敬訪問。また、10月19日(月)には細江守紀学長に受賞報告を行いました。その後、ゼミのメンバーでも表彰状と盾を囲み、受賞を喜び合いました。

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