「税を考える週間」講演会が開催されました

学部

2020.11.27

 11月11日(水)、熊本国税局が主催する「税を考える週間」の一環で講演会が開催され、商学部の税に関心の高い学生42名が受講しました。

 国税庁では、毎年11月11日から17日までの1週間を「税を考える週間」と定め、租税の意義や役割、税務行政に対する知識と理解を深めるための取り組みを行っています。

 「新1号館 みらい」131教室で開かれた講演会では、熊本国税局総務部長の本多康昭氏が「コーポレートガバナンスとは何か ~企業行動と税~」をテーマにアクティブラーニング形式で講演。コーポレートガバナンス(※)が不十分で不適切な経理処理(脱税・租税回避)が生じた事例などを交え、「企業の税務コンプライアンス(法令遵守)の取り組みが、経営の適正化、企業価値の向上につながる。税務行政の面からも企業のコーポレートガバナンスの充実を支援していくことが社会全体をよりよくするために必要」と話しました。

 また、納税の考え方などの課題を議論する時間では、学生から「経営者の立場では税を”ビジネスのコスト”と考えることも一部理解できるが、ルールを守らずに社会的信用を失うことの影響は計り知れない」などの意見が多くありました。時折、熊本国税局の職員(本学卒業生)が教室をまわり学生の議論にアドバイスを送っていました。

 

※コーポレート・ガバナンス…一般に企業統治と訳される。企業がその目的に照らして適切に経営されるように監視・けん制する仕組みのこと。

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