社会福祉学部柳ゼミの学生が就労移行支援事業所オルタナの利用者と交流

学部

2020.12.08

 12月7日(月)、社会福祉学部柳政勝准教授(専門:精神保健福祉、ソーシャルワーク)のゼミ生9名が、心の病を持った方や発達しょうがいと診断された方の就労移行支援を行う事業所「オルタナ」の利用者5名と情報交換を行う交流会を14号館1412教室で行いました。

 柳ゼミでは「精神しょうがい者当事者団体と交流しながらコミュニケーションの取り方や他者理解を深め、人間理解に努める」ことをゼミの到達目標に掲げており、今回の交流会はその体験の場として実施されました。

 自己紹介と即興劇を使ったレクリエーション終了後、柳ゼミとオルタナのそれぞれの活動について紹介があり、その後3つのグループに分かれて「将来について」をテーマに意見交換を行いました。オルタナの利用者からは「小・中学生の時に受けていたいじめが原因で、社会に出るのが怖くなった。就労に向けての準備をゆっくりしていきたい」「精神疾患が出てからの対応だけでなく、出さないための取り組みも大切」といった声が聞かれました。

 参加した立川翔太郎さん(第一部社会福祉学科3年)は「精神にしょうがいのある方とどのように接すればいいのかを考えていたが、そもそも精神しょうがい者という枠にはめて考えることが問題。少し違うだけで、同じ人として接するべきだと感じた」と感想を述べました。

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