保育の現場を知る「保育実習Ⅱ」を学内で実施

学部

2020.12.22

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの学生が保育現場での実習を完遂することができず、その代替として10日間の学内実習を実施しています。保育士資格の取得をめざしている子ども家庭福祉学科4年生が受講する「保育実習II」(担当:山⻄裕美社会福祉学部教授、上原真幸社会福祉学部講師、犬童れい子社会福祉学部非常勤講師)の授業では、保育現場で活躍する保育士を講師として招いてのゲスト講話や、事例検討、模擬保育などが行われました。

 12月12日(土)には3回目の学内実習が445教室で行われ、20名が受講しました。子羊保育園(合志市)の主任保育士である犬童れい子社会福祉学部非常勤講師がコーディネーターを務め、この日はゲストスピーカーとして招いた保育士の坂本幸恵氏(富原保育園)から保育士としての心構えや自身の経験を踏まえたこれからの保育実践について語られました。

 その後のグループワークでは、保育士役と子ども役に分かれ、保育士役が読み聞かせ・手遊び・素話の3つから1つを選び模擬保育を行いました。学生たちは、それぞれ持ち寄った絵本を片手に読み聞かせを行ったり、リズムに合わせて手遊びを行ったりしていました。

 実習に参加している市山明日香さんは「現場での実習は叶いませんでしたが、いろんな保育場面の様子やエピソードを聞くことができ、保育技術を学ぶことができています。一人ひとりの発達段階や趣味趣向に応じた子ども主体の保育や保護者支援を通して保護者と連携した子育て・保育が重要だと感じています」と感想を述べました。

 学内での「保育実習Ⅱ」は2月上旬まで行われる予定です。(新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、変更になる場合があります)

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