社会福祉研究所 2020年度第2回研究会がオンラインで開催されました

地域

2020.12.21

 2020(令和2)年度第2回社会福祉研究所研究会が12月17日(木)に開催されました。「災害ボランティアと学生の力」をテーマに本学社会福祉学部髙木亨准教授が講演。第1回と同様に今回もWeb会議ツール「Zoom」でライブ配信され19名が視聴しました。

 近年頻発する災害について、災害被害の本質や復興までのプロセス、支援のあり方について解説。続けて、熊本地震の際に行われた「おひさまカフェ」の運営について説明しました。本学のボランティアセンター副センター長を務める高木准教授は「ボランティア活動は、長期的な支援を視野に入れて、支援する側の『疲れない支援』をめざす必要がある」とし、独居・高齢者世帯など取り残される人びとへの支援や、活動を継続するための資金確保、後継学生の育成などの課題があると話しました。

 最後に、令和2年7月豪雨で被害の大きかった球磨村は今でも泥だしが行われており、コロナ禍の中、感染症対策に十分注意したうえで、本学の学生がボランティア活動を続けていることを報告。「被災地に『支援に行く』だけではなく、落ち着いたら『遊びに行く』ことも大事。無理はしない、できる人ができる事をやるのがボランティアです」と締めくくりました。

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