「日韓大学生 Fair Trade FORUM 2021」が開催されました

交流

2021.02.17

 2月8日(月)、「日韓大学生 Fair Trade FORUM 2021」がWeb会議ツール(Zoom)で開催されました。これは、申明直外国語学部教授が中心となりフェアトレードに関する活動を行う九州・山口の大学と韓国の大学で交流する場を設けようと呼びかけ、初めて開催されたもの。日本からは本学、下関市立大学、立命館アジア太平洋大学、韓国から全州大学校、大田大学校の教員と学生計62名が参加しました。

 フォーラムは日本語と韓国語を使って行われ、冒頭で申教授をはじめ、許文卿研究教授(全州大学校)、長濱幸一准教授(下関市立大学)、黒木了二助教授(大田大学校)がフェアトレードに関する研究内容を発表。その後、学生たちが①大学におけるFair Trade活動、②Fair Trade一般、③地域・団体のFair Trade活動の3つのテーマに分かれてパワーポイントや動画を使いながら発表しました。

 そのなかで「熊本学園大学FT Café・NPO東アジア共生文化センター FT産品と歴史・活動内容」について発表した本学Fair Trade研究会のグループは、オリジナル商品の東アジア共生珈琲「ヒマラヤの薫り」や、フェアトレードカフェ開店までの過程、くまもとフェアトレードマルシェへの出店、東アジア市民共生映画祭で行ったシネマトークなどの活動について紹介。そのほかのグループは「熊本のFT団体・産品」「世界と日本のFTタウン」「世界と日本のFT大学」について発表しました。

 発表後には質問の時間が設けられ、日本と韓国の学生間で通訳を交えてやりとりをする場面も。最後に申教授は「日本と韓国で交流し、”共にいきるAsia”、”フェアなAsia”を考えるいい機会になったのでは。アジアの明るい未来のために今後もフォーラムを続けていきたい」と話しました。発表を行った米ヶ田彩圭さん(東アジア学科3年)は「コロナ禍で活動に制限があるなか、SNSやオンラインを活用して積極的に活動をされている他大学のお話に刺激を受けました。私たちも他大学と交流を図りながら活動の幅を広げていきたいです」と振り返りました。

 

※)発展途上国の人々の自立自活のため、農産物や雑貨などを、適正な価格で継続的に輸入・消費する公正な交易。

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