地方創生推進事業(COC+)で本学初「くまもとプレマイスター」称号授与

大学

2021.03.23

 文部科学省の「地方創生推進事業(COC+)」で、地方創生に向けた基礎知識の修得や課題解決力を養成する教育プログラムの修了者に贈られる「くまもとプレマイスター」の称号が、山田ひかるさん(経済学科4年)へ授与されました。

 COC+は、大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革を支援することを目的に、文部科学省が平成27年度より開始した事業。熊本からは「“オール熊本”で取り組む熊本産業創生と雇用創出のための教育プログラム」が採択され、県内5大学・1短大・1高専が参加し、自治体や産業界と連携した教育が行われています。「くまもとプレマイスター」の称号は、このプログラムを受講し、地域に関わる幅広い教養と基礎知識、地方創生に向けた課題発見およびその解決能力を身につけた学生に贈られるもので、本学では初めて。

 山田さんはこれまで、下益城郡美里町でのスマホ講座(みさと情報案内人講座)や、熊本市西区と協同で区の魅力を発信する活動(池辺寺縁起絵巻のデジタル映像化や地域行事への参加や特産品を使った焼肉のたれの開発)、株式会社ヒライの学生研究奨励での移動販売の提案など、さまざまな地域活動に関わってきたことが評価されました。

 3月19日(金)には、学長室で細江守紀学長から「くまもとプレマイスター」の称号(地方創生プログラム修了証)が手渡されました。細江学長は、「学生時代にこれほど多くの活動に積極的に関わってきた姿勢がすばらしく、感動しました。卒業後も地域にその力をいかしてください」と言葉をかけました。山田さんは、「地域の方々と関わることや、自治体や企業の課題解決のためアイデアを発表する機会が多く、自然とコミュニケーションやプレゼンテーションの力が身につきました。支えてくださった地域の方やゼミの境章教授に感謝しています。4月からは自治体や金融機関へアプリケーションを提供するソフトウェア会社で働きます。熊本のためにできることに力を尽くしたいです」と話しました。

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