社会福祉学科の仁科ゼミが子飼商店街周辺の地域の資源開発をめざして活動

第一部社会福祉学科

2021.06.04

 5月19日(水)、社会福祉学科の仁科伸子教授(専門:社会福祉学)と4年生のゼミ生10名が子飼商店街(熊本市中央区)を訪れ、フィールドワークを行いました。これは、子飼商店街を中心とした黒髪校区と碩台校区を実際に歩き、生活課題や社会福祉の状況を知るために行ったものです。

 今年度は、子飼商店街を中心とした同2校区の地域の資源開発をめざして、熊本市高齢者支援センターささえりあ子飼(熊本市中央3地域包括支援センター)の協力を受けて活動しています。

 学生たちは校区ごとに分かれて調査。空き店舗の活用方法、道幅、建物の構造などについてメモを取り、写真を撮影して回りました。調査には、熊本市高齢者支援センターささえりあ子飼の古賀友規氏(社会福祉士)も同行し、補足説明を行いました。

 今後は、調査した内容をまとめ、地域の人々の生活と社会福祉の課題についてグループで取り組みます。また、一級河川・白川に隣接するエリアであることから、熊本市が作成している洪水ハザードマップをもとに災害から命を守る「避難マップ」の作成などを行う予定です。

 また、5月31日(月)から台コミュニティセンターで両校区に住む高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種の予約サポートを行う「子飼 心配ごと相談所」のボランティアに参加。学生たちは、パソコンを使って予約を手助けしました。台校区社会福祉協議会副会長の池田義成さんは「台校区と黒髪校区の社会福祉協議会、ささえりあ子飼、学生の皆さんとの日頃の交流が土台にあったので、相談所の開催がスムーズにできた。これからも交流を続けていきたい」と話しました。

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