商学科の吉川・足立ゼミの学生と県内企業による課題解決プロジェクトがスタート

学部

2021.07.01

 商学科吉川勝広教授(専門:マーケティング論)と足立裕介准教授(専門:中小企業論)のゼミ生が、新規起業者や新分野進出企業を支援する一般財団法人熊本県起業化支援センターと協同で、熊本県の企業が抱える課題の解決をサポートする産学連携のプロジェクトをスタートさせました。これは企業の経営課題に対し、学生ならではの視点で改善策を提案することで、企業の売上拡大や経営改善をめざすものです。

 6月19日(土)に行われたキックオフ会では、学生35名と県内企業4社が集まり、企業の説明や意見交換が行われました。開会の挨拶で吉川教授は「学生にとって、実際に企業の方々の話を聞き、大学で得た知識をいかす機会をいただけることは大変ありがたいこと」と述べました。続けて、同センターの荒木貴志事務局長兼業務部長から今回のプロジェクトについて、それから各企業より自社の概要と直面している課題について説明があり、学生と意見交換が行われました。学生からは「SNSを使った広報展開の手法」や「異業種の商品とのコラボレーション」などに関する質問が飛び交い、活発な意見交換が行われました。その後、ビジネスゲームが行われ、学生と企業担当者はこれから始まるプロジェクトに向けて、親睦を深めました。

 山鹿市で日本酒の製造を行う千代の園酒造株式会社の本田雅晴代表取締役は、今回のプロジェクトについて「コロナ禍で例年と比べ売り上げが厳しい状況で、若い人へのPRを中心に既成概念にとらわれない提案を期待したい」と述べました。

 今後は、7月中旬ごろから企業の現地見学を行い、具体的課題を抽出し、翌年1月に課題解決提案発表会を行う予定です。

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