「次代舎(第4期)」で商学部の松尾健治准教授が講義を行いました

教員・研究

2021.09.17

 9月10日(金)、14号館1411教室で、本学産業経営研究所と株式会社リ・パブリックが企画運営する熊本イノベーションスクール「次代舎」(主催:熊本県)の講義が行われました。

 今回は、本学商学部の松尾健治准教授(専門:経営組織論)による「組織マネジメント」の講義が行われ、熊本県内企業から派遣された次世代経営者候補が、会場出席者とオンライン参加合わせて10名が受講しました。

 松尾准教授は冒頭に今回の講義の目的について「この講義で学ぶことは、組織においていかにして『人を動かす』のかということ。そのために考えるべきことは、自分のパワーをどのように使えば、人に影響を及ぼすことができるのか。今回のセッションでは、パワーと影響についての基本的な考え方を押さえ、それをさまざまな場面で普遍的に応用できるようになってほしい」と説明しました。

 続いて、パワーと影響の定義が示されたうえで、3種類のパワー(ポジション・パワー、パーソナル・パワー、リレーショナル・パワー)と7種類の影響(コミットメントと一貫性、権威、返報性、好意、社会的証明、希少性)について説明がなされました。その後、ハーバード・ビジネス・スクールのケース教材を使用して、ディスカッション形式で講義が進行。相手の感情、状況、ニーズを理解したうえで、自分が持っているパワーのうちどのパワーを用いるのが相手に対して効果的なのかを分析し、影響をおよぼす戦略を立案するなど、パワーを用いて影響をおよぼす具体的な方法や考え方を学びました。

 最後に松尾准教授は「自身に成し遂げたい志があるのなら、さまざまな試練を乗り越え、人々とよりよく協働するために、パワーと影響を理解し適切に使っていくことが必要です」と締めくくりました。

 

 松尾准教授は、9月24日(金)に第2回目の講義を行う予定です。

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