「2020年度授業評価アンケート」の結果を受けてFD研修会を実施

大学

2021.10.15

 9月16日(木)、授業方法やカリキュラム内容を改善・向上させるためのFD研修会が新1号館131教室で行われました。今回のFD研修会では、金栄緑教務部長から2020年度の「学生による授業評価アンケート」の結果が報告され、教職員30名が聴講。「学生による授業評価アンケートからみえるもの」と題し、対面授業と遠隔授業の傾向を学年・分野・学部別に報告しました。

 はじめに金教務部長は、アンケート結果の信頼性について言及し、「回答率が低い点は気になるが、自己申告の出席率と実際の出席率には差がないこと、理解できたと回答した学生の実際の成績が良いこと、授業満足度が高い学生の実際の成績が良いことの3つの仮説を立て信頼度を検証し、授業評価アンケートの信頼度は統計的有意である」と述べました。

 その後、「満足度」、「理解度」、「復習の時間」の3つの項目について、対面授業と遠隔授業のアンケート結果を比較しながら読み取れる点を解説。対面授業の方が満足度や理解度が高いこと、対面・遠隔両方の授業において語学の復習に費やす時間が多いことなどを説明しました。

 最後に、金教務部長は「学生が理解しやすい授業をすることが教育の質保証につながる。授業評価アンケートの分析を行い、学生へフィードバックするための体制を構築する必要がある」と提言しました。

 今回集計した「2020年度授業評価報告書」は大学サイトに公開しています。

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