「地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」が開催されました
2021.11.16
11月13日(土)、熊本大学黒髪北キャンパスにおいて、一般社団法人大学コンソーシアム熊本(以下「コンソ熊本」)の地域創造部会が主催する「地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」が行われました。これはコンソ熊本に加盟する13校の学生有志が熊本県・熊本市が事前に提示した課題について解決のための政策を考案・発表するもので、今回は8校24グループのエントリーがありました。
今回のテーマは「大規模災害」。熊本県からは「令和2年7月豪雨の被災地域における地域の持続に必要な取組みについて」、熊本市からは「大規模災害(津波、高潮、地震、洪水等)時の避難方法について」という課題が提示され、本学からそれぞれ3グループずつがエントリーしました。
熊本県が提示した課題に対しての政策を発表したのは、社会福祉学科2年の大隈沙希さん、ホスピタリティ・マネジメント学科3年の伊津野ゼミ(球磨村班)、経済学科3年の坂上智哉ゼミの3グループ。球磨村の福祉教育と福祉人材確保を一体的に推進する政策や、ふるさと納税を利用した球磨村の地域振興、九州が連携し人吉を拠点に発信する新ブランド「九州焼酎」を中国市場に販売する案が発表されました。
熊本市が提示した課題に対しては、ホスピタリティ・マネジメント学科3年の伊津野ゼミ(マシキーズ)、同伊津野ゼミ(天草チーム)、社会福祉学科黒木ゼミ(クマガク災害福祉対策チーム)の3グループが登壇。熊本地震の経験をもとにした災害時の避難所運営の方法や天草の大規模災害時の避難方法、要支援者を考慮したうえでのデジタルとアナログを融合したハザードマップの実用性を提案しました。
全グループのプレゼン終了後、熊本県や熊本市の職員をはじめとする審査員による審査が行われ、伊津野ゼミ(球磨村班)が地方経済総合研究所賞を受賞しました。受賞した伊津野ゼミ(球磨村班)の加門実椰美さんは「私自身、球磨村出身ではなく現地にも視察に行けなかったので情報を集める点で苦労したが、高い実現可能性に焦点をあてて提案できたことが高評価につながったと思う」と喜びを語りました。