フェアトレードシティ熊本10周年事業「フェアトレード国際フォーラム2021 inくまもと」で本学学生・教員が登壇

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2021.11.26

 熊本市とフェアトレードシティくまもと10周年実行委員会が主催する「フェアトレード国際フォーラム2021 inくまもと」が11月13日(土)、熊本市国際交流会館(熊本市中央区)で開催され、本学フェアトレード研究会委員長の山田菜央さん(英米学科3年)と申明直外国語学部教授が登壇しました。

 同フォーラムは、熊本市のフェアトレードシティ認定10周年を記念して開催されたもので、企業や市民によるフェアトレードの活動報告、教育現場におけるさまざまな取り組みの発表、学生が企画したファッションショーなどが行われました。

 活動報告会は、①フェアトレードタウンの課題と展望、②教育におけるフェアトレード活性化、③地域活性化・SDGsとフェアトレード、④市民と企業によるフェアトレード活動活性化の4つのテーマで行われました。教育におけるフェアトレード活性化をテーマに登壇した山田さんは、「熊本学園大学フェアトレード研究会の歩みと夢」と題し、カフェ運営や、独自に開発したコーヒー、東アジア市民共生映画祭、コロナ禍での取り組みなどを紹介。今後の活動について「企業と共同して商品開発などに挑戦したい」と意欲を語りました。また、地域活性化・SDGsとフェアトレードをテーマにした会で司会を務めた申明直教授は「フェアトレードタウンを立ち上げることよりも、それを維持することが難しいという議論になった。行政の活動にフェアトレードコーディネーターを取り入れるなどして持続可能なフェアトレードタウンになるために力を尽くす必要がある」とまとめました。

 最後に「フェアトレードくまもと2021宣言」が行われ、大西一史市長が「地球規模の課題にまちぐるみで取り組んでいる都市として、取り組みを広く発信し、世界の人々や社会に貢献することを誓います」と宣言し、閉会しました。

 翌日14日(日)には、記念事業の一環として「くまもとフェアトレードマルシェ」がびぷれす広場(熊本市中央区)で行われ、フェアトレード研究会が試飲会やオリジナルマイボトル販売、難民支援の古着回収、特設ステージでの活動報告を行いました。

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