第一部社会福祉学科「社会福祉入門」で子飼商店街でのフィールドワークを実施

大学

2021.12.07

 12月4日(土)、第一部社会福祉学科の1年生全員(80名)が受講する「社会福祉入門」で、子飼商店街(熊本市中央区)周辺の地域住民と触れ合うフィールドワークを行いました。これは、子飼商店街活性化のために3カ月に1回行われる「子飼100円笑店街」で、「ミニかどまつかざりづくり」や「子どもあそび場」、「高齢者向けスマートフォン講座」、「防災教室」など学生が企画したプログラムや事前に「子飼 心配ごと相談所」に要望があったプログラムを学生が運営するもの。青果店やお茶屋での販売体験も行い、地域の方との交流を通して体験学習を深めました。

 「ミニかどまつかざりづくり」では、参加者が事前に準備された折り紙を折って門松を装飾。華やかな門松が完成すると、参加者と学生が一緒に喜ぶシーンが見られました。「子どもあそび場」では、子どもたちがねんどや絵の具遊びに挑戦し、学生がサポートしながら作品を一緒に作りました。「高齢者向けスマートフォン講座」では、連絡先の登録方法やメールの送り方などを学生に尋ねる様子が見られ、「防災教室」では、学生による熊本市のハザードマップの説明に住民が耳を傾けていました。

 今回のイベントを提案した熊本市高齢者支援センターささえりあ子飼の管理者 田口善信氏(第一部社会福祉学科平成11年卒業)は地域福祉に関心を持つことの重要性に触れ、「地域福祉の視点でソーシャルワークを学ぶと視野が広がる。これからも積極的に地域活動に参加してほしい」と学生たちを激励しました。

 「子どもあそび場」の運営に携わった福田了介さんは、「小さい子どもたちに喜んでもらえるようなプログラムを考案した。子どもも高齢者もそれぞれの目線に合わせた対応が重要。医療ソーシャルワーカーをめざしているので、人との繋がりを大切にしながらソーシャルワークを学んでいきたい」と語りました。

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