子ども家庭福祉学科 山西ゼミの学生が学童保育クリスマス会を開催

学部

2021.12.17

 12月11日(土)、子ども家庭福祉学科 山西裕美教授(専門:家族社会学)のゼミ(4年生10名)が、大津小学校(菊池郡大津 町)内にあるNPOこどもサポート・みんなのおうちが運営する学童保育施設さくらんぼクラブでクリスマス会を開催しました。これは「卒業演習Ⅲ」の成果発表として行われ、学童保育のスタッフや子どもたちとの交流を通じて学童保育での子育て支援について理解することが目的。大津町内から十数名の子どもたちが参加し、ペープサート(紙人形劇)やドッジボール、ビンゴゲームなどを楽しみました。

 プログラム最初のペープサートでは、O.ヘンリーの短編小説「賢者の贈り物」を学生たちが演じました。抑揚のあるセリフと紙人形の動き、猫の鳴き声などの効果音に、子どもたちは驚きながらも物語の世界に集中して見入っていました。その後、運動場で、「ジャンボリーミッキー」でダンスを踊った後、2チームに分かれてのドッジボールでは、子どもたちは、お互いに声を掛け合いながら元気いっぱい走り回りました。室内に戻った後、クリスマスビンゴゲームが行われ、学生手作りのビンゴカードを片手に、祈るような想いで、めくられていくパネルを見つめていました。 最後はサンタクロースに扮した学生から、子どもたち一人ひとりにプレゼントが手渡され、クリスマス会は終了しました。

 同クラブを運営するNPOこどもサポート・みんなのおうちの江口竜一理事長は「学生たちの準備が細やかで、子どもたちに対する愛情を感じた。コロナ禍で子どもたちも我慢を強いられていたので、イベントを通してとても癒されたと思う」と語りました。ゼミのリーダーとして参加した本郷伽奈さんは「子どもたちへの安全面の配慮を第一に、視覚的に喜ぶものを多用するなど工夫した。準備が大変だったが、子どもたちのリアクションもよく、達成感を感じている」と今回のイベントの成果を語りました。

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