ライフサイエンス分野のデータ取得・活用を実践 『熊本UXチャレンジ』に学生が挑戦

経済学科

2021.12.20

 経済学科2年の藤岡大貴さんと泉海翔さんが「熊本UXチャレンジ」に取り組んでいます。「熊本UXチャレンジ」は、熊本県と企業が共同で、熊本の強みであるライフサイエンス分野(※1)を中心として新たな産業の創出を目指す取組み「UXプロジェクト」の一環で、学生等を対象とした人材育成イベントです。特にライフサイエンス分野におけるデータサイエンスの専門人材の育成・誘致と、ネットワーク・コミュニティ形成を目的としています。本学のほか、九州大学、熊本保健科学大学、福岡大学など15チームが参加し、健康寿命の延伸のために必要な予防行動について、AIとデータサイエンスを用いて検証します。

 藤岡さんと泉さんは、熊本大学工学部1年の山田宏友さんと3人でチームを構成し、研修施設(熊本市北区飛田)で計4回(12/1~12/22)行われる技術講習会に参加。データ分野に強みを有する県内企業を講師に、機械学習(※2)基礎知識、データ解析、画像解析、自然言語解析、AI活用実践などについて学んでいます。講習会では、提示された課題をデータサイエンスで解決するアイデアを募集。採択されたアイデアは、パートナー企業の協力のもと実証が行われます。3人はアイデアをまとめ、1月12日(水)に実施されるチャレンジデー(審査会)での発表に臨みます。

 今回の取り組みについて、藤岡さんは「今後大学でも機械学習などについて学んでいくので、ほかの学生より一歩先に学びを深めることができる機会。提案するアイデアについては、食事療法や運動療法といった『定番』とは違った視点で、差別化をはかったものにしたいと考えている」、泉さんは「親や自分たちが高齢者になったときに役に立つような実用的なアイデアを提案したい。採択されて実証の対象となるよう頑張りたい」と意気込みを語りました。

※1 ライフサイエンス分野 UXプロジェクトでは、医療、介護、健康、食、ビューティー、スマート農業を指す
※2 機械学習 コンピュータが大量のデータを分析・学習し、データに潜むルールやパターンを発見すること

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