「第31回 外国人留学生弁論大会」を開催
2021.12.21
本学国際交流委員会の主催による「第31回 外国人留学生弁論大会」がオンラインで開催され、12月17日(金)、国際交流委員長室で表彰式を行いました。
この大会は、本学に在籍する外国人留学生が熊本での留学生活の経験や出会いなどから考えたことを日本語で発表し、日本語運用能力の向上と、日本人との相互理解を一層深めることを目的としています。今回は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から弁論動画の提出(応募期間:10/7~11/26)による大会となりました。
1ヶ国から3名の外国人留学生がエントリーし、「内容(テーマと論旨の融合性、展開性、全体の構成等)」「日本語の発音や文法が正確かどうか、語彙や言い回しが適切かどうか」「技術(弁論中の視線や声の大きさ、弁論のスピード等)」の3点を基準に審査が行われました。審査の結果、大学院修士課程商学研究科1年のソツ ケンシンさんが最優秀賞を受賞。ソツさんは「日中餃子の違いについて」と題して、中国における餃子の歴史や具体的な作り方などについて説明し、日本の餃子との違いについて話しました。受賞を受け、「話すスピードなどに注意して撮影した。今回は日中の飲食文化の違いについて弁論したが、また挑戦する機会があれば日中のさまざまな文化の違いについて詳しく伝えたい」と語りました。
審査委員を務めた川田亮一准教授(商学科)と角田幸太郎教授(大学院会計専門職研究科)は講評で、「『話し言葉』と『文章の言葉』の違いに着目して、聴衆に語りかけるように弁論するとよりよくなる」など、日本語の表現やスピーチ時の注意点についてアドバイスを送りました。向井洋子国際交流委員長は「コロナ禍で遠隔授業が多く、友人を作る機会が少ないと思う。オンライン留学サロン(※)を活用して、日本の生活や勉強を助けてくれる日本人の友人を作ってほしい」と留学生を激励しました。
入賞者は下記のとおりです。
【最優秀賞】
ソツ ケンシン(中国・大学院修士課程商学研究科商学専攻1年)「日中餃子の違いについて」
【優秀賞】
リ センリン(中国・経済学科3年)「私の日本留学生活」
ユウ シンゲン(中国・英米学科3年)「能力主義(自己責任論)」
※オンライン留学サロン:コロナ禍で海外への渡航が制限されるなか国際教育課が2021年1月に運用を開始したオンラインによる国際交流の場。