社会福祉学科 柳ゼミが就労移行支援事業所「オルタナ」の利用者と交流会を開催

学生の活躍

2022.01.25

 1月12日(水)、19日(水)の2週にわたって、社会福祉学科 柳政勝准教授(専門:精神保健福祉、ソーシャルワーク)のゼミ3年生5名が、心の病などを抱え、就労に苦慮されている方の就労移行支援を行う事業所「オルタナ」の利用者11名と、1421教室で交流会を行いました。

 柳ゼミは、「精神保健福祉から学ぶ」を研究テーマに掲げ、精神的なしょうがいを持つ人々に対し、学生が偏った見解や誤った捉え方をしないよう、当事者と会って話をする体験を通して”知る”ことを目的に交流会を実施しています。

 今回の交流会は「自己プレゼンテーション」をテーマに、自分自身がどのような人間なのか、好きなこと、趣味、現在に至るまでの歩み、自身の症状などをまとめた“私の取扱説明書”を一人ひとりが発表。発表後には質疑応答の時間も設けられ、学生から利用者の方に「周りのサポートのなかで印象に残っていることは何ですか」「私も同じ趣味を持っていますが、どのような点が好きですか」などの質問が寄せられました。

 発表を受けて、オルタナの中村光宏施設長は「自分のことを知ること、分析すること、他者からどのように見えているのかを考えることは、社会に出てからも重要なこと。これからも将来のことを考えて学び続けてほしい」と語りかけました。

 参加した冨丸千咲さんは「交流会に参加して感じたのは、利用者の皆さんは『特別ではない』ということ。また、大勢の前で自分自身について発表することはとても緊張した。利用者の皆さんも非常に勇気がいったのではないか」と振り返りました。

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