商学科『地域とスポーツビジネス』で学生が「ロアッソ熊本と社会・地域課題を解決する」企画を発表

学生の活躍

2022.01.28

 1月7日(金)、プロスポーツチームの運営を通して商学を学び、地域の活性化を考える商学科『地域とスポーツビジネス』(担当:池上恭子教授)で、20組の学生グループが『ロアッソ熊本をつかって社会・地域課題を解決する』企画を発表しました。この授業は、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の社会連携活動「シャレン!※」と協同で課題解決型学習(PBL)に取り組んでおり、発表会はその集大成として行われました。

 発表はWeb会議ツール「Zoom」を使用して行われ、ロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本 ホームタウン推進部の古賀亮部長と営業部の山内慧氏が参加。学生は、「スタジアムに植物を植える」「地産地消の食材を使用してスタジアムグルメを開発する」「ロアッソ熊本ときれいな海を取り戻す」など、地域の課題解決のためにどのようにロアッソ熊本と連携して取り組むのかについて、それぞれの企画意図や、アイデアの概要について発表しました。また、学生は各グループの発表の採点と、最も印象に残ったグループの投票を行いました。

 発表を受けて、1月21日(金)にJリーグ 社会連携部の鈴木順部長とロアッソ熊本の山内氏、池上教授が講評。鈴木氏は「どのグループからも熊本の課題を一生懸命考えていることが伝わってきた。これから周りの人たちを巻きこんで企画の現実性を高めて」とエールを送りました。山内氏は「皆さんからいただいた“新しい発想”をこれから具現化していきたい」と話しました。

 また、学生から最も好評を得た「過疎化地域の活性化ツアー」を提案したグループのメンバーは「過疎化地域でスポーツイベントや田舎体験ツアーなどを行うことで地域の魅力を発信し、定住に繋げたいという想いを込めた。過疎化地域が抱える根本の課題を考えることに苦労したが、高い評価をいただけて嬉しい」と喜びを語りました。

 

※「シャレン!」…社会課題や共通のテーマに、地域の人・企業や団体・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して取り組む活動で、地域社会の持続可能性の確保やステークホルダー(利害関係者)の価値の再発見といった効果を生み出すもの。活動を通して、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献している。

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