福岡国際空港(株)施設開発推進部長の徳久愛子氏がゲスト講義

ホスピタリティ・マネジメント学科

2022.01.26

 1月24日(月)、ホスピタリティ・マネジメント学科の「ホスピタリティ・セミナーⅢ、Ⅰ(3年・2年合同ゼミ)」(担当:徳永彩子准教授)で、福岡国際空港株式会社 経営企画本部 施設開発推進部長の徳久愛子氏を講師に迎えたゲスト講義があり、学生18名が聴講しました。

 ビジネスに関する知識と技能について学ぶ「ホスピタリティ・セミナー」では、ビジネスパーソンのキャリアを参考にして、自分のキャリアをデザインすることを目標のひとつに掲げています。

 徳久氏は、九州大学経済学部を卒業後、西日本鉄道株式会社に入社し、都市開発事業部、広報室、経営企画部、駅ビル館長業務を経て、2020年より福岡国際空港株式会社に施設開発推進部長として出向。講義では、「私のキャリアについて」と題して、福岡国際空港の概要と今後の展望、現在の業務内容、これまでの経歴、大学時代の取り組み、就職活動、などについて具体的なエピソードを交えて解説がありました。

 交通業界への就職を熱望していたという徳久氏は、「周りの人たちに笑顔になってもらいたいという想いがあった。駅や空港には笑顔の人が多く、人々の楽しそうな表情も“景色の一部”だと感じる」と話し、「コロナ禍から1日も早く回復し、駅や空港が本来の賑わいを取り戻すことを願っている」と語りました。また、大学時代にラクロス部の立ち上げに携わった経験や、多様なアルバイト経験について触れ、「部の立ち上げの際には他大学の学生たちと活発に交流した。この経験は、現在も新規事業の立ち上げや組織の運営といった面でもいかされており、当時培った人脈は財産となっている」と振り返り、「時間に余裕のある大学時代にできるだけ多くの経験をしてほしい。あらゆる経験が人生の糧になる」と強調しました。

 最後に、「『働く』ということは、社会に貢献すること、誰かの役に立つこと。自分が社会に対してどのように貢献したいのか、誰に喜んでもらいたいのか、という視点で就職を考えてみてください」と激励。学生たちは、ホスピタリティ産業の第一線で活躍する徳久氏の話に熱心に聞き入っていました。

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