経済学科 情報メディア研究室が第4回オープンゼミを開催

経済学科

2022.03.01

 2月26日(土)、経済学科 情報メディア研究室が「新1号館 みらい」121教室で第4回オープンゼミを開催しました。同ゼミでは、地域社会の課題解決やデジタルコンテンツ制作に取り組んでおり、これまで3回(2021年6/26、8/28、11/14)にわたり、企業や自治体など外部に向けて研究内容を紹介するとともに、産学官連携の技術交流を図る「オープンゼミ」を開催してきました。今回は、4年生6名が卒業制作、3年生2名が今年度の成果報告として、制作したコンテンツについて発表。自治体、企業、ゼミOB、本学教職員など38名(うちオンライン6名)が参加しました。

 『池上校区のホームページ作成』を発表した田中小晴さん(4年)は、4年間のゼミでの活動記録をふまえながらホームページを紹介。「今後何十年たっても、このホームページを見ればゼミでこんなことをやったなぁと思い返すことができる。池上校区のことを知ってもらえるだけでなく、活動の記録としても大切なコンテンツになった」と振り返りました。熊本の歴史遺産をcluster※1で再現する『バーチャル池辺寺』の制作に取り組んできた大畑佑介さん(4年)は、「Unity※2で建築物などのオブジェクトを作りこむ際、アバターとのサイズ感を揃えることが難しく苦労した」と話す一方で、昨年8月時点での同コンテンツと比べ、「進化した部分もたくさんあり、頑張ったと思う」と感慨深く語りました。また、市川翠さん(3年)は、マッピングパーティー(第3回オープンゼミ)で訪れた熊本市西区の高橋稲荷神社をもっと多くの人に知ってもらいたいと、cluster上に『バーチャル高橋稲荷神社』を作成。clusterの新機能を紹介しながら、アバターが神社内を散策する様子を披露しました。

 第1回オープンゼミから携わり、マッピングパーティー(第3回オープンゼミ)でもアドバイザーを務めた、KumaMCNというコミュニティを運営している熊本ソフトウェア株式会社の櫻木誠氏は講評で、「社会人になると外部とつながることが難しくなるが、これからの時代は、社外での仲間づくりも必要。意識してコミュニティ活動を続けてほしい。皆さんの素晴らしい成果物を今後どう活用していくのか、一歩先の展開も期待している」と激励のメッセージを送りました。

※1 cluster:スマートフォンやPC、VR機器などさまざまな環境からバーチャル空間に集って遊べる、マルチプラットフォーム対応のバーチャルSNS
※2 ​Unity:Unity Technologiesが開発・販売している、IDE(統合開発環境)を内蔵するゲームエンジン

発表者と発表タイトルは以下のとおり(発表順)

  • 田中 小晴(4年) 池上校区のホームページ作成
  • 沖 祐輔 (4年) 観光施設等の紹介HP
  • 岡山 竜也(4年) 狩猟免許取得のために学習補助ツール
  • 岩下 侑加(4年) 益城町・西原村・御船町避難所一覧
  • 岩﨑 一樹(4年) 池辺寺周辺の3Dマップを作る
  • 上村 明希(3年) OpenStreetMap 西区
  • 市川 翠 (3年) バーチャル高橋稲荷神社
  • 大畑 佑介(4年) バーチャル池辺寺

 

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