福祉環境学科・宮北ゼミで「森を生かしたまちづくり」をテーマにゲスト講義を実施

学部

2022.05.27

 5月6日(金)、福祉環境学科の宮北隆志教授(専門:公衆衛生学)が担当する「福祉環境学演習Ⅲ」の授業で、鳥取大学地域学部の家中茂教授がゲスト講師として登壇し、ゼミ生や地域の方々など約35名が聴講しました。

 宮北ゼミでは、「環境・経済・社会の持続可能性の追求」をテーマに、持続可能なライフスタイルをめざすことで、人と自然とのつながりや、人と人との関係性を再構築する方法について学んでいます。今回は、鳥取県智頭町の森林を活用した地域づくりについて研究を進める家中教授から、「森を生かしたまちづくり」と題して、森林に関する基本的な知識や地域づくりの具体的な施策などが紹介されました。

 講義で家中教授は、レジリエントで(しなやかな対応力を持った)持続可能な地域づくりの重要性に触れ、「暮らしと環境を総合的に見ることが必要。森林が多くの面積を占める町では、林業を中心に人が集まる。あるものをいかす視点で活動すれば、過疎化などの地域問題の解決にもつながる」と述べました。

 今後、宮北ゼミでは、下益城郡美里町で、有機農法を用いた田植えや生き物観察、フットパスコースを活用した「縁がわカフェ」などのフィールドワークを通して、地域の方々と関わりながら学びを深めていく予定です。

※フットパスコース・・・マップや道標が整備され、いつでも自由に歩いてよい道のこと。美里町の里山風景を楽しみながら気軽に歩くことができる。

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