「教育実習反省会」を実施しました

大学

2022.07.08

 7月2日(土)、11号館の講義室・ゼミ教室で「教育実習反省会」を開催し、本年度教育実習生(4年生)約50名、次年度教育実習予定者(主に3年生)約80名と、教職課程専任教員および各教科教育法担当教員が参加しました。

 これは、教育実習指導の一環として、教育実習生が自身の教育実習を振り返り、実習を通して学んだことを他の学生と共有するなかで、教員として必要な資質や能力が身についたかどうかを自己確認できる機会として毎年行っているものです。全体会は、密を避けるため本年度教育実習生と次年度教育実習予定者で教室を分け、各教室をオンラインでつないで実施しました。

 全体会では経済学部の宮川幸奈准教授(専門:教育哲学)が開会の挨拶を行い、教育実習生代表挨拶で北里七虹さん(福祉環境学科4年)が、「実習を振り返り、反省を踏まえたうえで3年生へアドバイスを送りたい」と語りました。その後、「商業」「中学社会」など教科・科目ごとの分科会形式で、春学期に教育実習に臨んだ学生から、実習中の1日の流れや心構え、反省点などを発表。来年度に実習を控える学生は、実習中に苦労した点や生徒との関わり方などについて積極的に質問をしていました。

 大分県立大分南高等学校で教育実習を行った稲川尚之さん(ライフ・ウェルネス学科4年)は、「実習中に学んだ“教師の立場”で学校がどういうところなのかを3年生に伝えたいと思いました。また、自分も実習を振り返ることができ、他の学校で実習をしていた4年生とも、生徒とのコミュニケーションについて学んだ体験などを共有したいと考え、今日の準備をしてきました」と話しました。

 本年度教育実習生の発表を受け、濱本純太さん(ライフ・ウェルネス学科3年)は「教育実習まで1年を切って、先輩たちの体験を聴くことができ具体的に実習をイメージすることができました」と語りました。

 分科会終了後の総評で、外国語学部の伊藤友子教授(専門:教育社会学)が「実習に送り出す前に比べ皆さんが大人の顔つきに変わっており、短期間でよくここまで成長したと感慨深い思いです。実習先の先生方・生徒の皆さんのおかげだと思います。実習で見えた各自の課題については、これから克服していきましょう」と激励の言葉を送りました。

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