ホスピタリティ・マネジメント学科の伊津野ゼミ・市原ゼミが観光資源調査を行いました

ホスピタリティ・マネジメント学科

2022.07.27

 7月25日(月)に商学部の伊津野範博ゼミ(専門:交通論)と市原猛志ゼミ(専門:産業技術史)との合同による水前寺成趣園(熊本市中央区)の視察及び観光資源調査を行いました。
 これは (一財)熊本国際観光コンベンション協会からの依頼を受け、6月より進めている学生主体の水前寺地区資源活用策の一環として行ったもので、当日は約10名の学生が水前寺成趣園を散策し、協会の職員から説明を受ける形で、園内に所在する様々な資源を見て回り、それぞれにどのような活用方法があるか検討を行いました。
 水前寺成趣園は、肥後国熊本藩初代藩主細川忠利公の築いた御茶屋をその由来としており、後に桃山式の回遊式の庭園として拡張、現在ある池や築山が整備されました。西南戦争による焼失後は細川家歴代藩主を祀る出水神社(熊本市中央区)の社地として払い下げられ、また京都より細川家に縁の深い・「古今伝授の間」(熊本県指定重要文化財)が移設されることで現在の姿となりました。それ以降、市内有数の観光地として知られ、薪能や流鏑馬などの伝統行事も執り行われていますが、近年では熊本城に比べ観光客が落ち込んでおり、目下の課題となっています。
 当日は園内散策の後、協会が運営している水前寺肥後細川文化発信拠点の湧水亭(ゆうすいてい)を見学し、それぞれに夏の日の水前寺の魅力を楽しみました。
 今後園内を含めた周辺地区の注目ポイントを見つけ出し、秋学期以降学生発表による資源の磨き上げ作業を行うことで、秋以降のイベント策定に向けた検討を進めていきます。

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