「クマガク・ソーシャルワーカーデー」が開催されました

学部

2022.08.03

 7月15日(金)、12号館1222教室で第一部社会福祉学科主催の「クマガク・ソーシャルワーカーデー」が開催され、ケアワーカーや医療ソーシャルワーカーとして活躍する3名の卒業生によるシンポジウムや学生との意見交換が行われ、「ウェルビーイング学」を受講する第一部社会福祉学科の学生約80名が聴講しました。
 「ソーシャルワーカーデー」は、社会福祉関係の全国17団体が加盟する「ソーシャルケアサービス従事者研究協議会」が、ソーシャルワーカーの社会的認知を高めるために、2009年から「海の日」をわが国の「ソーシャルワーカーデー」として創設したもの。今年本学では、7月1日(金)、15日(金)の2日間を「クマガク・ソーシャルワーカーデー」とし、7月1日(金)には一般社団法人TOKU代表理事の藏座恵美氏を講師にお迎えし、「国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ『金陽会』の作品展を通して気づいたこと」をテーマにゲスト講義を行いました。
 シンポジウムでは、熊本機能病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務する清田百華氏、熊本市フォスタリング機関「アグリ」で相談支援員補助として活躍する浦田振遠氏、児童養護施設「光明童園」でケアワーカーとして子どもたちの支援を行う栄太郎氏の3名の卒業生が、それぞれの経験をもとに仕事内容を説明。清田氏は「相手の立場を理解し、患者や家族との信頼関係を構築することが必要不可欠」と述べ、浦田氏は里親制度の意義や普及啓発活動について紹介しました。栄氏は児童養護施設が多機能化していることに触れ、「幅広い視点で子どもたちを支援し、親になった子どもたちが丁寧な養育をできるように促していく必要がある」と語りました。
 その後、意見交換の時間が設けられ、学生からは業務の具体的な内容に関する質問が投げかけられました。

SHARE: