次代舎「第5期」で商学部の松尾健治准教授が講義を行いました

教員・研究

2022.08.22

 8月12日(火)、14号館1411教室で、本学産業経営研究所と株式会社リ・パブリックが企画運営する熊本イノベーションスクール「次代舎」(主催:熊本県)で、本学商学部の松尾健治准教授(専門:経営組織論)による「組織マネジメント基礎」の講義が行われ、熊本県内企業から派遣された次世代経営者候補14名が受講しました。

 松尾准教授は、今回の講義で学ぶ「リーダーシップ」の重要性を、「どんなに素晴らしい経営戦略であっても一人で成し遂げることはできない。周囲と協働しながら実現させていかなくてはならないが、人を動かすことはとても難しい。リーダーシップ論が経営学で重要視されているのは、多くの人が長年にわたり悩み続けてきたことだからです」と話しました。

 講義ではまず、リーダーシップの学術的定義やリーダー行動の基本形フレームワークを説明。リーダー行動を実践している動画を視聴し、4つのコミュニケーションツール(情報収集、確認・共感、共に考える、指導)について考えました。また、自分に備わった潜在的能力「パワー」とその潜在的パワーを活用し実現されるプロセス「影響」を使い「人はどういうときに動かされるのか」を解説した後、受講者自身でリーダー行動を点検しました。最後に「リーダーシップは生まれつきのものではない。持って生まれた特性だけでは、リーダーは育たない。どのような行動を取っているのかに着目し、学習することで修得することができる」と締めくくりました。

 松尾准教授は、8月26日(金)に「組織マネジメント応用」でハーバード・ビジネス・スクールが作成したケース教材を使って講義を行う予定です。

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