「次代舎」(第5期)で商学部の伊津野範博教授が講演

教員・研究

2022.09.28

 9月26日(月)、14号館1422教室で、本学産業経営研究所と株式会社リ・パブリックが企画運営する熊本イノベーションスクール「次代舎(第5期)」(主催:熊本県)で、本学商学部の伊津野範博教授(専門:交通論)が講演しました。9月12日(金)に行われた「サプライチェーンマネジメント基礎」に続き、「サプライチェーンマネジメント応用」で「業務改善」についての講義が行われ、14名が受講しました。

 伊津野教授は、前回の講義で、サプライチェーンを取り巻く環境変化やロジスティクス・マネジメント、在庫管理などについて説明。今回は、実際のデータを使って、分析を行いました。

 講義の冒頭で、「データを扱うには何か明確な目標が必要。ただ分析するだけではなく、それを全体でどのように使っていくのかが大事」とし、「現状に満足していれば問題は発生しない。あるべき姿と現状の乖離が問題となり、それを埋めることが業務改善となる。日々の業務から培う問題意識と実行力が重要である」と話しました。続けて実際のデータを表計算ソフトを用いて、日々の出荷傾向の把握や、出荷頻度分析と在庫日数算出などを行いました。

 最後に、データを用いた改善案をどのようにすれば経営層に取り入れてもらえるのか、グループに分かれ議論し発表。伊津野教授は、「具体的な改善案を数字で表すことも大事だが、それを金額に落とし込むことが経営層に対しての提案には大切です」と締めくくりました。

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