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令和4年度秋期公開講座が開講

 令和4年度秋期公開講座が10月1日(土)、「新1号館 みらい」121教室で開講しました。「病(やまい)をこえて~ウィズコロナを生きる~」をテーマに10月29日(土)まで全4回開催され、第1回の講座である今回は、本学社会福祉学部の横山孝子教授が「コロナ禍における高齢者の生活への影響」と題して講演し、35名が受講しました。

 はじめに、公開講座運営委員長の外国語学部 土井浩嗣准教授が「新型コロナウイルス感染症がもたらした社会や生活に対する影響を、健康福祉、比較文化、経済学、歴史学といったさまざまな観点から、考えてもらいたい。新型コロナウイルスという病を超えた先にある、新しい世界を展望する機会の一つになればと思う」と挨拶しました。

 横山教授は、新型コロナウイルス感染症対策の「三密の回避」で制限された生活で、高齢者の生活状況が変化し、「身体機能の低下」、「精神機能の低下」、「心身機能および活力の低下」がみられ、要介護の1歩手前のフレイル(虚弱)状態になる可能性があると話しました。フレイルにはロコモティブシンドローム(※1)やサルコペニア(※2)などの「身体的」、うつ・認知機能低下などの「心理的」、独居・経済的困窮・孤食などの「社会的」な3つの側面があり、これらが絡み合ってフレイル状態を作り出すと説明しました。さらに、平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味していて、この差が大きい日本は、介護や医療サポートが必要となり、このことが、現在日本経済を圧迫していると解説。「健康長寿をめざすために、より早期からサルコペニア予防やフレイル予防に取り組むことが大切」としたうえで、「自分らしく生きるためには、その手段として健康であること。そして、人生の最終段階を納得のいく形にできるよう、元気なうちに意思表示をしておくなど、長寿時代をよりよく生きるための設計図を描いておきましょう」と締めくくりました。

 今期は、10代から90代までの43名が受講予定。受講生のひとりで、理学療法を勉強している10代の大学生は「今回の講座は新聞で知りました。理学療法は人と対面で接する学びですが、人の流れなどをデータで分析する経済学に興味があり、受講を決めました」と講座への期待を話しました。

※1 ロコモティブシンドロームとは、骨、筋肉、関節などの機能低下のこと。

※2 サルコペニアとは、加齢にともなう筋肉低下のこと。

 

地域   2022/10/05   広報室

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