冨永幸佑さん(経済学科1年)が第19回日本デフ陸上競技選手権大会で3位入賞

大学

2022.10.07

 10月1日(土)~2日(日)に駒沢オリンピック公園総合運動場(東京都世田谷区)で行われた第19回日本デフ陸上競技選手権大会で、冨永幸佑さん(経済学科1年)が男子100mの種目で3位入賞を果たしました。タイムは自己ベストに迫る11.18秒。海外からの招待選手やパラリンピック選手も参加するなかで、大健闘を見せました。
 デフスポーツは、聴覚障害を持つ選手が出場するもので、冨永さんも聴覚障害があり、本学では陸上競技部で健常者とともに競技を続けています。今大会は、来年3月にポーランドで行われる「第2回世界デフ室内陸上競技選手権大会」の日本代表選考レースも兼ねており、今回の入賞で日本代表に大きく前進しました。
 大会を終えた冨永さんは「自己ベストを目標に日々フォームとスタートなどの改善に努めてきた。自己ベストの更新は叶わなかったが、初めて日本デフ陸上競技選手権大会に出場し、金メダリスト選手と一緒に走ることができて、3位入賞も果たせてうれしい。これからも自己ベスト更新にむけて努力していきたい」と語りました。
 陸上競技部の監督を務める髙橋恭平講師(専門:神経生理学・バイオメカニクス)は、「冨永くんは、競技に対する熱量がすごい。長い距離の練習をしたり、走る本数を増やしたりして準備してきた。今回全日本という大きな大会に出場できたことは貴重な経験。冨永くんが大学4年生になる2025年には東京でデフリンピックが開催されるので、日本代表として出場してほしい」と激励しました。

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