経済学科の学生が「メタバース敬愛幼稚園」を制作

大学

2022.10.18

 経済学科3年の藤岡大貴さんが、アバター(自分の分身)を使って仮想空間で交流するメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」に、本学付属敬愛幼稚園を再現したワールド『メタバーズ敬愛幼稚園』を制作・公開しました。

 藤岡さんは、今年2月に開催された元経済学部境章教授(専門:情報科学)のオープンゼミに参加し、ゼミ生が制作したバーチャルコンテンツを見て、強い関心を抱き自身も制作することを決意。敬愛幼稚園の園長も務める境教授の「子どもたちがバーチャル幼稚園を体験することで新たな発見や発想が生まれるのではないか」という思いを受け、4月から同園の制作に取り掛かり、約3カ月をかけ完成しました。

 藤岡さんは、「園舎や園庭、室内の再現性へのこだわりはもちろんのこと、親子で楽しんでもらえるコンテンツにしたいと思い、実際にはいないキャラクターをいろいろな場所にちりばめたり、廊下側から入る保育室と園庭側から入る保育室とで違う世界を展開したりと、遊び心を取り入れた。今後は、ワールド内を“ただ見て回る”だけでなく、プレイヤーが行動を起こして楽しめる仕掛け、たとえばクイズに挑戦できる『クイズ番組の世界』などを組み込んでいきたい。将来はIT技術を使って社会が抱えている課題にアプローチできるようなシステムエンジニアになるのが目標」と今後の展開と抱負について話しました。

 境園長は「藤岡くんは、単に他人と同じものをつくるのでなく、常に新しいことを取り入れようとする姿勢がありとても研究熱心。幼稚園で泣いている園児にこのワールドを見せたところ、泣き止んでぱあっと笑顔になったというエピソードもあり、これからも子どもたちが興味を持つような夢のある仕組みを追加していこうと相談している」と期待を寄せました。

 藤岡さんが制作したワールドは以下です。

※ご利用にはclusterアプリのインストールが必要です。
推奨環境についてはclusterのサイトをご確認ください。

SHARE: