SD(職員研修)プログラムで水俣学現地研修を実施

大学

2022.11.29

 11月25日(金)、水俣学現地研修を実施しました。この研修は、水俣病という負の遺産を将来にいかすため、研究調査拠点として活用されている、本学水俣学研究センターが主催したもの。同センターの活動や環境モデル都市である水俣の街並みに触れることで、地域への貢献を担う教職員の日々の取り組みに役立てることを目的に実施しています。2019年以降は新型コロナの影響で中止していたため、2022年度熊本学園大学SD(職員研修)の一環として約4年ぶりに開催し、教職員13名が参加しました。

 参加者は、田尻雅美水俣学研究センター研究員の案内のもと、水俣病の“爆心地”となった百間排水口、水俣病公式確認の地である坪段(坪谷)などを見学。水俣市立水俣病資料館では、公害の悲惨さを映した写真や映像一つひとつを真剣に見つめていました。

 また、本学水俣学現地研究センター(水俣市)の視察では、水俣病患者ために設けられた相談室の利用状況や、新日本窒素労働組合旧蔵資料、水俣病事件に関する書籍・資料の保管と閲覧方法について説明がありました。

 参加者からは、「現地で研修を受けることで、よりリアルに水俣病を知ることができた」「東北出身なので、新潟水俣病との違いもわかり、知見が深まった。学生の皆さんにもフィールドワークなどに積極的に参加し、水俣を訪れてもらいたい」などの声が聞かれました。

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