12月5日（月）、7日（水）、9日（金）の3日間にわたり、学生会館4階ホールで面接対策講座を実施しました。これは就活中のマナーを含めた面接対策について総合的に学ぶ機会を提供するため、就職課が3年生を対象に毎年企画しているもの。１級キャリアコンサルティング技能士の丸野雅子氏を講師に迎え、学生約30名が参加しました。

　講座は初級（5日）・中級（7日）・上級（9日）の3段階に分けて行われ、初級では企業が面接を行う目的、面接の種類やポイント、身だしなみについて説明がありました。中級では話し方や表情など、面接中の受け答えの基本を学び、面接でよく聞かれる質問や、「柔軟性」「適応力」などのキーワードをもとに、自身の強みについて深堀りする時間も設けられました。最終日の上級では、採用試験で面接官が就活生を評価するポイントの解説や、グループごとに面接官・オブザーバー・受験者役を経験し、入室から退室まで、面接の一連の流れをロールプレイングを交えて実施。受験者役は「強み」「長所と短所」「自己紹介」のいずれかのテーマで話し、他のメンバーからのフィードバックをもとに改善を繰り返すなど、3日間で学んだことをいかして真剣に取り組んでいました。

　講座のなかで丸野氏は「就活以外の場面でも、物事がうまくいかなかったときには『学び』を増やすことで、解決策は見いだせる。まずは一生懸命頑張っている自分を褒め、これから参加する研修やセミナーなど、一つひとつの経験を貴重なものとしてとらえ、大切にしてほしい」と語りかけました。

　参加者からは「マナーの基礎を学び、就活に対するモチベーションを上げたいと思い参加した。得られた知識をその場で実践することで、より理解が深まった」、「今までは失敗すると落ち込むことが多かったが、これからは経験値としてポジティブな発想に転換していきたい」、「返事や挨拶にも『相手に伝えよう』という心遣いが必要だと分かり、さまざまな場面でその意識を忘れないようにしたい」などの声が聞かれました。