教職課程の4年生が「模擬授業実践会」を行いました

大学

2022.12.16

 12月10日(土)、11号館の講義室・ゼミ教室で「模擬授業実践会」を開催しました。これは「教職実践演習(中・高)」の一環として、受講者(4年生)が模擬授業および会の運営を行うことにより、授業実践力や集団活動のマネジメントスキルなど、教員として必要な資質能力が身についたかどうかを自ら確認することを目的に行われるもの。また、次年度教育実習予定者(主に3年生)に模擬授業への取り組み方や、教職をめざす姿勢を伝える役割も果たしており、受講生約50名、次年度教育実習予定者約70名と教職課程専任教員が参加しました。

 西坂鴻之介さん(リーガルエコノミクス学科4年)の司会のもと全体会が進められ、渡邉朋華さん(商学科4年)が「短い準備期間でしたが、今日は4年間のまとめとして一生懸命頑張りましょう。3年生は、来年教育実習を控えているので、4年生の授業を受け今後に役立ててください」と開会の挨拶をしました。

 その後、4年生は商業科、社会科、英語科、保健体育科混合の9グループに分かれ各教室で代表の学生が模擬授業を実施。次年度教育実習予定者も分かれ、各自専門教科の模擬授業などを受講しました。受講者に積極的に発問するインタラクティブ(双方向的)な進行や、重要な事項や単語へのアテンション方法など、これまでの学びや教育実習の経験をもとにそれぞれが工夫した内容で展開しました。終了後は、各グループで用意した授業評価用紙に、課題や目当てが適切か、学習用具の準備や話し方などの評価を記入。模擬授業を行った学生に向けて、より良い授業運営のための建設的な意見交換が行われました。休み時間には、4年生に対し授業の組み立て方や指導方法について質問する次年度教育実習予定者の姿が見られました。

 英語の模擬授業を行った市坪未有さん(英米学科4年)は、「授業では“アクティビティ”や生徒が飽きない授業を心掛けている。来年から中学校の教員になるので、今回の模擬授業での経験を現場でいかせるように頑張りたい」と今後の抱負を語りました。

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