商学部水野ゼミが「九州管理会計ゼミ交流会」に参加

学部

2022.12.19

 12月17日(土)、商学科 水野真実講師(専門:会計学)の3年ゼミ生が、九州大学(丸田起大ゼミ)と中村学園大学(水島多美也ゼミ)との合同開催である「2022年度九州管理会計ゼミ交流会」にてオンラインで研究報告を行いました。このゼミ交流会では、各大学で取り組んだゼミ研究について報告し、ゼミ生同士での質問やアドバイスなどを受けられる交流の機会となっています。

 水野ゼミ(応用演習Ⅰ)では、これまでビール業界に焦点を当てた分析を行っており、今回の報告ではアサヒグループホールディングス株式会社(以下、「アサヒ」)とサントリーホールディングス株式会社(以下、「サントリー」)の2社の企業分析を行いました。

 アサヒを分析したチームは、「生ジョッキ缶がアサヒに与えた影響―アサヒの戦略とビール業界の課題-」と題して、若者のビール離れなどによる国内市場の縮小、コロナの影響や節約志向による業務用ビールの落ち込みなどの現状を把握したうえで分析を行い、国際事業の急成長と生ジョッキ缶の大ヒットがアサヒの業績に寄与していたことを報告しました。

 サントリーを分析したチームは、「サントリーの経営分析-コロナへの対応と今後の戦略―」と題して、コロナ禍の影響と大手メーカーが数多くあるなかで、サントリーが他の企業とどのように差別化をしているのかに焦点を当てて分析を行い、サントリー独自の流通経路の確保、健康志向の高まりからビール以外のノンアルコール商品の開発、20代から30代をターゲットにした積極的なプロモーションがサントリーの業績に寄与していることを報告しました。

 今回の開催は感染防止のためオンライン会議ツール(zoom)での開催となりましたが、最後に3大学でオンライン写真撮影を行うなど、他大学との交流とゼミ生の成果を報告できる場となりました。ゼミ生からは、「とても緊張したけれど、良い経験ができた」「次にいかすためにさらに頑張りたい」との声があがりました。

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