ライフ・ウェルネス学科「2022年度合同ゼミ成果報告会」を開催

学部

2023.01.10

 12月24日(土)、12号館でライフ・ウェルネス学科4年生による「2022年度合同ゼミ成果報告会」が開催されました。これは4年生が執筆した卒業論文やライフ・ウェルネス演習での取り組みを発表するもので、ゼミごとに5つの教室に分かれ、同学科2・3年生が聴講するなか、78名の4年生が緊張した面持ちで4年間の学びを披露しました。
 「運動が子どもの体力・身体能力に与える影響」をテーマに発表した宮林ゼミの東龍太郎さんは、学童期の運動習慣の有無が生涯にわたる健康問題へ大きな影響を与えることに着目し、運動習慣のある地域のスポーツアカデミーの児童を対象に、スポーツ庁の新体力テスト4種目を数回実施。同テストの結果において、半年後すべての種目で向上したという調査結果を発表しました。
 また、現在プロゴルファーをめざしてプレーを続けている府内ゼミの大橋ありささんは、「ゴルフにおけるパフォーマンス向上のためのスコアデータ分析」と題し、プロテスト合格をめざす大学女子ゴルフ選手を対象に調査を行い、3日間で行われるプロテストにおけるスコアデータとプロテスト合格との関連性について述べました。
 今年世界中が熱狂した「サッカーワールドカップ」について、開催国にもたらす効果について発表した渡邉秀斗さんと平本泰嗣さんは、「2002日韓ワールドカップ」などを事例として、政府主体として行われるオリンピックと各国の地域が主体となって行われるワールドカップの違いについて言及。ワールドカップは地域の自然や文化、産業などの魅力を発信できる一方で、その経済効果はプラスだけでなくマイナスの側面もあり、大会が終了した後の競技場の活用方法など課題や問題点もあることを指摘しました。
 4年生の発表を聞いた上野寛大さん(3年)は「テーマは人それぞれだったが、調査データが理解しやすく、納得するデータが多かった。自分も早く興味のあるテーマ見つけ、来年の発表に向けて準備していきたい」と今後の意気込みを語りました。

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