1月20日（金）、本館特別会議室で、熊本学園大学田島司郎奨学基金奨学金授与式が行われました。これは、本学が受け入れる外国人留学生や海外へ派遣する学生に対し経済的支援を目的に、本学大学院修了の千葉鴻儀氏、深圳大学から本学への第一期交換留学生の仰英姿氏からの寄付金により設立された基金によるもので、令和4年度は中国からの留学生4名に授与されました。

　はじめに、堀正広学生部長が「本学の教育研究に多大に貢献された田島司郎先生の名前を冠したこの基金から、これまでに20名の学生の方に奨学金が授与されています。後輩の皆さんへ経済的支援を行う千葉さんの思いに感謝しながら、こらからも学びを続けてほしい。卒業しても、熊本学園大学で学んだことに誇りを持ち、時には大学を思い出してください」と挨拶しました。

　続けて、本学非常勤講師で本奨学基金選考委員の本田暁美先生が「千葉さんが日本に留学していた当時、中国からの留学は非常に難しいものでした。田島先生が中国を訪問されて千葉さんと直接面会し、保証人として受け入れることを決められたことで、留学への入口が開かれ、そのことに千葉さんはとても感謝されています。卒業後、日本で環境保護団体を立ち上げ、続けて上海にも同様の団体を設立し、日中の架け橋になれるようにと活動されています」と千葉さんの奨学金に込める思いを語りました。

　徐子超さん（商学研究科商学専攻修士課程1年）は「いただいた奨学金はとてもありがたい。大学院修了後は日本企業への就職を考えているので、就職活動の資金として活用したい」と感謝の言葉を述べました。