経済学科4年の日田光星さんが「メタバース阿蘇神社」を制作

学部

2023.02.01

 経済学科4年の日田光星さんが、アバター(自分の分身)を使って仮想空間で交流するメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」に、2016年熊本地震で被災した阿蘇神社を再現したワールド『メタバース阿蘇神社』を制作・公開しました。
 日田さんは、ICTを活用して地域づくりを支援してきた境章名誉教授(元経済学部教授/専門:情報科学)のゼミに所属し、ゼミの卒業制作として本デジタルコンテンツを制作。4年生の8月から本格的に制作を始め、約4カ月かけて完成させました。ワールド内では、アバターが歩いて境内を見て回ることはもちろん、ドローンに乗って上空から見渡すことや、乗馬して回遊することもでき、日田さんならではの工夫が施されています。
 日田さんは大学に入学後、IT関係の仕事に就きたいと考え、基本情報や応用情報などのIT関連資格を取得。メタバースに関する知識はまったくなかったが、「メタバース熊本学園大学」を制作した市川翆さん(経済学科4年)にアドバイスをもらいながら進め、門柱や塀などの3DCGのアセット(素材)を作成する際は、有料で取得できる既存のアセットは使用せず、円柱や立方体などを組み合わせ手づくりで再現しました。
 日田さんは、「メタバース(仮想空間)なら熊本地震前の阿蘇神社を再現できるのではないかと考えた。このワールドを見て、少しでも地元の阿蘇に訪れる方が増えてくれたら嬉しい」と語りました。

メタバース阿蘇神社
※ご利用にはclusterアプリのインストールが必要です。推奨環境についてはclusterのサイトをご確認ください。

SHARE: